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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン最終演目REPORT

G.Wに「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012」に行って来ました!
今年で8年目だそうで、あちこちの会場でクラシック音楽のコンサートが
朝から晩まで楽しめると云う音楽祭です。しかもチケット料金もお手頃価格!
今年のテーマは「サクル・リュス(ロシアの祭典)」でした。

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今年のラ・フォル・ジュルネの最終演目は
ドミトリー・リス指揮&ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
カペラ・サンクトペテルブルク合唱団、ピアノ協奏曲のベレゾフスキー。


【曲目】
チャイコフスキー:イタリア奇想曲 op.45
ボロディン:だったん人の踊り(オペラ「イーゴリ公」より)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18


ドミトリー・リス指揮&ウラル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で
チャイコフスキー「イタリア奇想曲」で華々しく幕が開きました!
優雅なロマンティシズムのある演奏。そしてラストは華々しい迫力で終わりました。

そしてこの曲で、カペラ・サンクトペテルブルク合唱団の歌が入り
荘厳で雄大さが加わり圧倒され、鳥肌モノでした。
このカペラ・サンクトペテルブルクは1479年に皇帝イヴァン3世が
モスクワに設立した世俗合唱団が起源。そしてサンクトペテルブルクに拠点を移す。
合唱団が発生して、なんと500年の歴史があるといいます。
静かな熱い魂が込められた迫力の合唱でした。


そして、圧巻は今年の音楽祭で注目のベレゾフスキーによる
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18です。
私も好きな曲で絶妙な美しさで、高度な演奏技巧を要します。
打鍵がしっかりしていながらも軽快で、軽快ながらも重みのあるを感じさせます。

ラフマニノフは、身長2メートルに達する体躯と巨大な手の持ち主で
12度の音程を左手で押さえることができたと言われています。
だから、ベレゾフスキーのようながっしりとした体格のピアニストは
ラフマニノフをラフマニノフのように弾く才能を持ち合わせているといえる。
モスクワ音楽院卒で、1990年チャイコフスキー国際コンクール優勝。
超絶技巧と力強さ、独自の洞察力と豊かな感性は高い評価を得ている。
ボリス・ベレゾフスキーはまさに豪腕かつ繊細な表現力。

アンコールは、今弾いたばかりの第3楽章途中からの終わりの部分でした。

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終演後、スタンディングオヴェーションでした。
最近は、日本人もするんですね。


そしてロシア音楽の本の紹介です。

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ロシア音楽はじめてブック(オヤマダアツシ 著)
出版:アルテスパブリッシング
定価:本体1,260円[税込み]
発売:2012年3月23日

ロシア音楽の現代までを彩る大作曲家たちの生涯と作品を詳しく紹介。
「チャイコフスキー・コンクール」「ロシア・バレエ団とディアギレフ」
「ジダーノフ批判」「キリル文字ミニ講座」などロシア音楽をより深く知るコラムも満載。
あのルネ・マルタン氏(ラ・フォル・ジュルネ・ アーティスティック・ディレクター)も
本書のためにロシア音楽の魅力を熱く語ってくれています。おススメです。


今度、8月5日(日)にリベルテホールで泊真美子ピアノコンサートを開催します。
生誕150年のドビュッシーをはじめ印象派を中心とした演奏になります。
5/21(月)チケット発売。乞うご期待下さい!

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ジャンル : 音楽

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