2012.04.30
世界の国歌
いよいよロンドン・オリンピックが近づいて来ましたね。
皆さんも色々と楽しみな競技があるかと思います。
競技または選手も気になりますが、私がいつも気になるのが国歌です。
そこで今回は国歌の特集をします。
私の好きな国歌BEST8を紹介します。
(あくまでも個人的な見解によるモノです)
まず第8位は
オーストラリアの国歌。(YouTubeにLINK)

1878年にピーター・ドッヅ・マコーミック(スコットランド生まれの学校教師)により
『アドヴァンス・オーストラリア・フェア』は創られ
1901年のオーストラリア連邦の発足式で1万人の合唱が行われた。
第二次世界大戦時は国営放送オーストラリア放送協会(ABC)はニュースの時に使ったり
また公の行事の開始、終了時に演奏されたりしていたという。
そして1974年に意見投票が行われ国歌として最適であるとされた。
雄大な自然を彷彿させる美しい曲です。
そして第7位は
オーストリアの国歌。(YouTubeにLINK)

作曲は、古典派を代表するオーストリアの作曲家フランツ・ヨーゼフ・ハイドン。
ハイドン自身も実際にイギリスで『God Save the Queen 』(イギリス国歌)を聴いた経験があり
自らオーストリア政府に働きかけて国歌作曲に取り掛かったという。
クロアチア民謡をベースとしたハイドン作曲のメロディに、詩人ハシュカの歌詞が付け
1797年2月12日、待望の国歌『神よ、皇帝フランツを守り給え』として
神聖ローマ皇帝フランツ2世の誕生日に献呈され1804年に正式な国歌となる。
弦楽四重奏曲第77番ハ長調の第2楽章に変奏曲、また『皇帝』とも呼ばれていて
ハイドンの最高傑作とも呼ばれているという。
ちなみにドイツ国歌も同じ曲で独自の詞をつけている。
大学教授で詩人のファラースレーベンが1841年に作詞した賛歌『ドイツの歌』が生み出された。
とにかく威厳のある曲です。
続いて第6位は
北アイルランドの国歌。(YouTubeにLINK)

アイルランドの民謡で『ロンドンデリーの歌』として事実上の国歌。
ロンドンデリー州リマヴァディのジェイン・ロスにより歌詞もない器楽曲として演奏が採譜され
1855年発行の「The Ancient Music of Ireland」(アイルランドの古代音楽)に収録された。
私が幼少より大好きでよく聴いていたレコードに入っていた曲
『ダニーボーイ』(1910年イギリスの弁護士が作詞)と同じ曲に別の歌詞を付けたモノです。
この曲は他にも様々な歌詞が付けられているモノが1814年から存在します。
とにかく癒される曲です。
続いて第5位は
カナダの国歌。(YouTubeにLINKーセリーヌ・ディオンversion)

1880年6月24日、ケベックの建国記念日の式典に向け愛国歌として
カリサ・ラヴァレー(ケベック州の作曲家)が作曲。
アドルフ=バジル・ルーチエ卿(ケベック州の判事)がフランス語で作詞。
1980年7月1日、「カナダの日」の祝典に国歌として法制化された。
そしてロバート・スタンレー・ウィアの英語詞が国歌に採択される。
国歌『Ô Canada』の歌詞には差別用語や無神論などがあり度々、議論になるという。
そしてカナダは州によってフランス語圏と英語圏があるのも難儀な問題。
優しさあふれる美しい旋律の曲です。
続いて第4位は
ロシアの国歌。(YouTubeにLINK)

1944年に国歌制定『祖国は我らのために』(ソビエト連邦国歌)
作曲/アレクサンドル・アレクサンドロフ 作詞/セルゲイ・ミハルコフ
レーニンやスターリンを称える箇所があったが、死去後の1955年から歌詞なしで演奏され
そして1977年にミハルコフにより新たな歌詞になったという。
2001年1月1日から新たにミハルコフが歌詞をつけロシア連邦国歌に定められた。
政権が代わり3度も歌詞を創り替える事になったという。
ロシアらしく頑強で熱い魂の叫びのような曲です。
そして注目の第3位は
アメリカの国歌。(YouTubeにLINKーホイットニー・ヒューストンversion)

1812年に始まった米英戦争のさなかフランシス・スコット・キーは
自らの体験を元に『マクヘンリー砦の防衛』という詩を書き
後に、当時人気のあった歌『天国のアナクレオンへ』のメロディに
合わせてアレンジされ、歌われるようになったという。
そして1931年3月3日に『星条旗よ永遠なれ』として国歌として法制化される。
リズムも軽快で旋律が美しくダイナミックな曲です。
そして、とうとう第2位です。
イギリスの国歌。(YouTubeにLINK)

一般に編曲者として知られているのはトマス・アーンである(?)
アーンは君主と国家の安寧を祈って『God Save the Queen』を編曲したといわれているが
明確な起源は今なお判明していないらしく、実際は作詞作曲は不明とされている。
1745年以後ロンドン各地の劇場で演奏されるようになって爆発的に広まったという。
王室属領やニュージーランドも同じ国歌である。王室歌 として公式に採用されている国も多い。
またリヒテンシュタインでは同じ旋律を使って独自の歌詞を乗せて国歌としている。
(かつてのスイス・ドイツ帝国・ロシア帝国・アメリカ合衆国も同様であった)
国歌として世界で最も歴史があり、国歌の発信として捉えていいと思われます。
誇り高く壮大なスケール感の大きい曲です。
いよいよ第1位です!
やっぱりフランスの国歌。(YouTubeにLINKー日本語訳付き)

『ラ・マルセイエーズ』は1795年7月14日に国歌となる。
作詞・作曲したのは、フランス西部のストラスブールに住んでいた
フランス軍の工兵隊長クロード・ジョセフ・ルジェ・ド・リールが
行進曲として創ったといわれています。
軽快なリズムと革命擁護や君主制と外国勢力の打倒を歌った過激な歌詞により
(戦争に関する歌詞で、国歌として過激な内容が削ぐわないような気もしますが・・)
瞬く間に各地の部隊に広がったといわれています。
フランス革命時、マルセイユの連盟兵が歌って広めた事からこの名前が付いたという。
しかし初代ナポレオン、ルイ18世、ナポレオン3世などにより歌を禁止されます。
そして1830年にベルリオーズが独唱者と二重合唱、オーケストラのための編曲を施したという。
一説によれば、作曲者は古典派音楽家イグナツ・プライエルではないかとの説もあるようです。
そして『ラ・マルセイエーズ』は国歌がまだあまり浸透していない頃に
世界の様々な国々に対して国歌の重要性を説くかのごとく影響を与えています。
フランスのエスプリが効いた美しく香り高い心躍る旋律。
個人的にはビートルズの『All You Need Is Love』のイントロで影響を受けました。
ちなみに先月4/26が『ラ・マルセイエーズ』誕生の日でした。
番外編
日本の国歌。

歌詞は平安時代に詠まれた和歌で、『古今和歌集』に載っている短歌の一つである
1880年(明治13年)に宮内省式部職雅樂課の伶人だった奥好義がつけた旋律を
一等伶人の林廣守が曲に起こし、それを前年に来日したドイツ人の音楽家であり
海軍軍楽教師フランツ・エッケルトが西洋風和声を付けたといわれています。
『君が代』は平穏で荘厳な美しい曲です。
ヘルベルト・フォン・カラヤンも『世界の国歌で最も荘厳』と言っていたそうです。
私が思うに、この曲は日本人の国民性がよく現されていると思う。
日本古来の雅楽や日本語の発声・発音もなどもそうですが
往々にしてリズムやアクセントが曖昧で単調な文化です。
それから、日本独自の自然や四季の豊かさによる
情緒豊かな感性と美意識が歌によく反映されています。
色々と国歌を分析してみて、国歌にも国民性や歴史が随所に現れているのが解りました。
愛国心を高めたり、心の結束を強化し共有する事が目的とするようです。
音楽には、このような使われ方や効果もあるのです。
是非、皆さんもロンドン・オリンピックでは世界の国々の国歌を注意して聴いてみて下さい。
様々な国の文化が楽しめると思います。きっと私のランキングとは違うでしょうね(笑)
皆さんも色々と楽しみな競技があるかと思います。
競技または選手も気になりますが、私がいつも気になるのが国歌です。
そこで今回は国歌の特集をします。
私の好きな国歌BEST8を紹介します。
(あくまでも個人的な見解によるモノです)
まず第8位は
オーストラリアの国歌。(YouTubeにLINK)

1878年にピーター・ドッヅ・マコーミック(スコットランド生まれの学校教師)により
『アドヴァンス・オーストラリア・フェア』は創られ
1901年のオーストラリア連邦の発足式で1万人の合唱が行われた。
第二次世界大戦時は国営放送オーストラリア放送協会(ABC)はニュースの時に使ったり
また公の行事の開始、終了時に演奏されたりしていたという。
そして1974年に意見投票が行われ国歌として最適であるとされた。
雄大な自然を彷彿させる美しい曲です。
そして第7位は
オーストリアの国歌。(YouTubeにLINK)

作曲は、古典派を代表するオーストリアの作曲家フランツ・ヨーゼフ・ハイドン。
ハイドン自身も実際にイギリスで『God Save the Queen 』(イギリス国歌)を聴いた経験があり
自らオーストリア政府に働きかけて国歌作曲に取り掛かったという。
クロアチア民謡をベースとしたハイドン作曲のメロディに、詩人ハシュカの歌詞が付け
1797年2月12日、待望の国歌『神よ、皇帝フランツを守り給え』として
神聖ローマ皇帝フランツ2世の誕生日に献呈され1804年に正式な国歌となる。
弦楽四重奏曲第77番ハ長調の第2楽章に変奏曲、また『皇帝』とも呼ばれていて
ハイドンの最高傑作とも呼ばれているという。
ちなみにドイツ国歌も同じ曲で独自の詞をつけている。
大学教授で詩人のファラースレーベンが1841年に作詞した賛歌『ドイツの歌』が生み出された。
とにかく威厳のある曲です。
続いて第6位は
北アイルランドの国歌。(YouTubeにLINK)

アイルランドの民謡で『ロンドンデリーの歌』として事実上の国歌。
ロンドンデリー州リマヴァディのジェイン・ロスにより歌詞もない器楽曲として演奏が採譜され
1855年発行の「The Ancient Music of Ireland」(アイルランドの古代音楽)に収録された。
私が幼少より大好きでよく聴いていたレコードに入っていた曲
『ダニーボーイ』(1910年イギリスの弁護士が作詞)と同じ曲に別の歌詞を付けたモノです。
この曲は他にも様々な歌詞が付けられているモノが1814年から存在します。
とにかく癒される曲です。
続いて第5位は
カナダの国歌。(YouTubeにLINKーセリーヌ・ディオンversion)

1880年6月24日、ケベックの建国記念日の式典に向け愛国歌として
カリサ・ラヴァレー(ケベック州の作曲家)が作曲。
アドルフ=バジル・ルーチエ卿(ケベック州の判事)がフランス語で作詞。
1980年7月1日、「カナダの日」の祝典に国歌として法制化された。
そしてロバート・スタンレー・ウィアの英語詞が国歌に採択される。
国歌『Ô Canada』の歌詞には差別用語や無神論などがあり度々、議論になるという。
そしてカナダは州によってフランス語圏と英語圏があるのも難儀な問題。
優しさあふれる美しい旋律の曲です。
続いて第4位は
ロシアの国歌。(YouTubeにLINK)

1944年に国歌制定『祖国は我らのために』(ソビエト連邦国歌)
作曲/アレクサンドル・アレクサンドロフ 作詞/セルゲイ・ミハルコフ
レーニンやスターリンを称える箇所があったが、死去後の1955年から歌詞なしで演奏され
そして1977年にミハルコフにより新たな歌詞になったという。
2001年1月1日から新たにミハルコフが歌詞をつけロシア連邦国歌に定められた。
政権が代わり3度も歌詞を創り替える事になったという。
ロシアらしく頑強で熱い魂の叫びのような曲です。
そして注目の第3位は
アメリカの国歌。(YouTubeにLINKーホイットニー・ヒューストンversion)

1812年に始まった米英戦争のさなかフランシス・スコット・キーは
自らの体験を元に『マクヘンリー砦の防衛』という詩を書き
後に、当時人気のあった歌『天国のアナクレオンへ』のメロディに
合わせてアレンジされ、歌われるようになったという。
そして1931年3月3日に『星条旗よ永遠なれ』として国歌として法制化される。
リズムも軽快で旋律が美しくダイナミックな曲です。
そして、とうとう第2位です。
イギリスの国歌。(YouTubeにLINK)

一般に編曲者として知られているのはトマス・アーンである(?)
アーンは君主と国家の安寧を祈って『God Save the Queen』を編曲したといわれているが
明確な起源は今なお判明していないらしく、実際は作詞作曲は不明とされている。
1745年以後ロンドン各地の劇場で演奏されるようになって爆発的に広まったという。
王室属領やニュージーランドも同じ国歌である。王室歌 として公式に採用されている国も多い。
またリヒテンシュタインでは同じ旋律を使って独自の歌詞を乗せて国歌としている。
(かつてのスイス・ドイツ帝国・ロシア帝国・アメリカ合衆国も同様であった)
国歌として世界で最も歴史があり、国歌の発信として捉えていいと思われます。
誇り高く壮大なスケール感の大きい曲です。
いよいよ第1位です!
やっぱりフランスの国歌。(YouTubeにLINKー日本語訳付き)

『ラ・マルセイエーズ』は1795年7月14日に国歌となる。
作詞・作曲したのは、フランス西部のストラスブールに住んでいた
フランス軍の工兵隊長クロード・ジョセフ・ルジェ・ド・リールが
行進曲として創ったといわれています。
軽快なリズムと革命擁護や君主制と外国勢力の打倒を歌った過激な歌詞により
(戦争に関する歌詞で、国歌として過激な内容が削ぐわないような気もしますが・・)
瞬く間に各地の部隊に広がったといわれています。
フランス革命時、マルセイユの連盟兵が歌って広めた事からこの名前が付いたという。
しかし初代ナポレオン、ルイ18世、ナポレオン3世などにより歌を禁止されます。
そして1830年にベルリオーズが独唱者と二重合唱、オーケストラのための編曲を施したという。
一説によれば、作曲者は古典派音楽家イグナツ・プライエルではないかとの説もあるようです。
そして『ラ・マルセイエーズ』は国歌がまだあまり浸透していない頃に
世界の様々な国々に対して国歌の重要性を説くかのごとく影響を与えています。
フランスのエスプリが効いた美しく香り高い心躍る旋律。
個人的にはビートルズの『All You Need Is Love』のイントロで影響を受けました。
ちなみに先月4/26が『ラ・マルセイエーズ』誕生の日でした。
番外編
日本の国歌。

歌詞は平安時代に詠まれた和歌で、『古今和歌集』に載っている短歌の一つである
1880年(明治13年)に宮内省式部職雅樂課の伶人だった奥好義がつけた旋律を
一等伶人の林廣守が曲に起こし、それを前年に来日したドイツ人の音楽家であり
海軍軍楽教師フランツ・エッケルトが西洋風和声を付けたといわれています。
『君が代』は平穏で荘厳な美しい曲です。
ヘルベルト・フォン・カラヤンも『世界の国歌で最も荘厳』と言っていたそうです。
私が思うに、この曲は日本人の国民性がよく現されていると思う。
日本古来の雅楽や日本語の発声・発音もなどもそうですが
往々にしてリズムやアクセントが曖昧で単調な文化です。
それから、日本独自の自然や四季の豊かさによる
情緒豊かな感性と美意識が歌によく反映されています。
色々と国歌を分析してみて、国歌にも国民性や歴史が随所に現れているのが解りました。
愛国心を高めたり、心の結束を強化し共有する事が目的とするようです。
音楽には、このような使われ方や効果もあるのです。
是非、皆さんもロンドン・オリンピックでは世界の国々の国歌を注意して聴いてみて下さい。
様々な国の文化が楽しめると思います。きっと私のランキングとは違うでしょうね(笑)
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