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ピアノと名画

昔、油絵をやっていた事もあり
ピアノの名作絵画があるかどうか気になり調べてみた。
音楽好きな画家という事になるのだろうか。
私のお薦めをいくつかご紹介します。

hoyssler.jpg
『ピアノの前で』ジェームス・ホイッスラー
1858-59年 66.99×91.76cm
タフト美術館/アメリカ 
◆ピアノを弾く母とそれを眺める娘の姿。
 弾いているのがグランドピアノであることから
 当時、かなり上流の人物であろうか。


mane.jpg
『ピアノを弾くマネ夫人』エドゥアール・マネ
1868 38×46.5cm
オルセー美術館/フランス
◆マネの妻はもともとマネ家にピアノ教師として出入りしていました。
 ブルジョワであるマネの家にはグランドピアノがあったよう。
 マネの構図(レイアウトのバランス)がどの作品も絶妙な落ち着きがあり好きです。


vangogh-x.jpg
『ピアノを弾くマグリット・ガシェ嬢』ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
1890年 102×50cm
バーゼル美術館/スイス
◆ゴッホの主治医ガシェ博士の娘を描いた画です。
 21歳の誕生日を迎えたばかりのマグリット・ガシェ嬢。
 独特のタッチで演奏者の力強さと引き締まった空気が伝わってくる。




ルノアールは数多くのピアノを弾く人物の絵画を残している。
音楽の好きな妻アリーヌヘの贈物にピアノを買ったらしい。

renoir-d.jpg
『ピアノを弾く若い女性』オーギュスト・ルノアール
1876年 93 x 74 cm
シカゴ美術研究所蔵/アメリカ 


renoir-rr.jpg
『ピアノの練習』オーギュスト・ルノアール
1883年 56 x46cm
ジョスリン美術館所蔵/アメリカ


renoirxxx.jpg
『カテュール・マンデスの娘たち』オーギュスト・ルノアール
1888年
メトロポリタン美術館/アメリカ
◆ルノワールと同い年の詩人の娘。


renoir-piano.jpg
『ピアノを弾く少女たち』オーギュスト・ルノアール
1892年 116×90cm
オルセー美術館/フランス
◆ピアノを弾く人物をモチーフにした絵画の中でこの作品が最も有名。
 ルノアールが初めて国の依頼を受けて描いた作品。
 「 真珠の輝き 」 へ変化していった時代。
 当時のピアノには譜面台のそばに燭台が設けられていたことがこの絵から分かる。
 それにしても日本の主流の黒ピアノと違い、木目の洒落たデザインのモノが多い。
 良くも悪くも伝統的なセンスの違いかー
 柔らかくソフトなタッチで淡く多彩な色彩が明るく楽しい雰囲気がを伝わる。
 ルノアールの真骨頂である。


renoir-wh.jpg
『ピアノを弾くイボヌとクリステイ-ヌ』オーギュスト・ルノアール
1897年 73 x 92 cm  
オランジェリ-美術館蔵/フランス


klimt.jpg
『ピアノを弾くシューベルト』グスタフ・クリムト 
1899年 150.0cm×200.0cm
◆クリムトが描いた、幻想的で美しい絵画「ピアノを弾くシューベルト」は
 第二次世界大戦末期1945年にインメンドルフ城で焼失し
 残念ながら、永遠に見ることができない作品。
 光と影の使い方が絶妙!魅力的で雰囲気がでていて、とても深みがあり惹き付けられる。


mrgritto.jpg
不明/ルネ・マグリット 
不明
◆非常に不思議な絵。シュールレアリスムを代表する画家だけあって抽象的で考えさせられる。
 考えれば考える程、難解。きっと意図があるのだろうが答えは受け手の捉え方次第ー
 見た事も無いこの発想力は時代を超えて他の追随を許さないのではないだろうか。


bosendorfar.jpg
『オーストリア皇帝の前でベーゼンドルファーを弾くリスト』不明
不明
◆1872年にブタペストで演奏しているリストの絵には
 ベーゼンドルファーの文字がはっきり読み取れます。
 音楽家の中で特に交流が深く、ベーゼンドルファーを世に知らしめたのは
 今年、生誕200周年記念の演奏家・作曲家のフランツ・リストでした。
 
 リストはピアノについて実に要求が多いばかりか
 その激しく強靭なタッチで、次々にピアノを演奏不能にしていました。
 しかし友人の勧めでベーゼンドルファーのピアノを使用したところ
 ベーゼンドルファーは彼の演奏に耐え、演奏会は大成功を収めたのです。
 
 これをきっかけにベーゼンドルファーは
 コンサート用グランドピアノとして一躍有名になりました。
 その後、ベーゼンドルファーはリストの名声と共に世界中に知れ渡って行ったのです。

 ベーゼンドルファーは本当に手間をかけてつくられている。
 側板にも響板を同じスプルースという材料を使用していて
 無垢のスプルース材を、切り込みをいれて ピアノの形に曲げていくという
 非常に手間がかかる工程をとっています。
 また支柱にも響板と同じスプルースが使用されてる。
 それ故、生産台数が他のメーカーにくらべて 極端に少ないことが知られている。
 
 1828年、オーストリア・ウィーンにてイグナーツ・ベーゼンドルファーにより創業された。
 しかし経営難により2008年にヤマハの子会社となった。


ベーゼンドルファーをお考えの方は、お見積もり致しますので
是非、お問い合わせ・お申し込み下さい。


リベルテ
0465(22)7134

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テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

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