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ピアノは『黒』派 『木目』派?

私は、以前よりピアノの色に関して不思議に感じている事があります。
それは外装の色といえば『黒』が主流で、なぜ、お客様がそれを選ぶかという事。

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その原因は小さい頃より、幼稚園や学校など『黒い』ピアノしか
見ていないからというのが一番の答えです。
日本には『木目』のピアノはほとんど出回っていなかったので仕方ないかと。

日本ではピアノというと仏壇の神聖なイメージと重ねていたという事が考えられます。
そうです、古来より日本人は高級感があり艶のある漆塗りが人気であったようです。
しかも湿気の多い日本は漆塗りの方が湿気から守ってくれる?
かもしれないというイメージがあるのでは。(事実かどうかは分かりませんが)
それに伴い、和室に仏壇と合わせて設置すればコーディネイトもOKです。
また畳、障子、漆喰壁とも相性は良さそうです。


ちなみに欧米の方はというと、『木目』のピアノが当たり前です。
私もピアノは絶対、『木目』派です。自然で暖かく優しい色調で洒落ているからです。
しかもピアノのパーツは自然の素材を使用しているので尚更です。

img20090620101347959(変換後)

日本人の美的センスとも関係しているとは思いますが
ピアノが大量生産された1960年代頃より
『黒い』ピアノが大量に造られる工場のラインが出来上がってしまっています。
20%のシェアだった『木目』の方が特注的な扱いになり
生産が少なくなり、当然、金額も上がってしまいます。

大量生産のラインの方が安く出来るに決まっていて
お各様は安い方を買うという悪いサイクルになってしまっているのが現状。

黒い色って子供心に気分も重くなりそうだし怖い色。
子供の世界では魔女や悪魔などのイメージです。
今、クラビノーバが三色あるのですが
だいたい子供に選ばせると一番明るい色になります。
逆に大人に選ばせると一番濃い色になりがちの傾向があります。

ピアノを演奏する(練習する)のは子供達です。
よって子供が楽しくピアノに向かえられる色が理想的である。
カラフルな色まではいかないにしても自然な風合いの『木目調』を
メインのラインで大量生産して『黒』より安く設定すれば
確実に『木目』の方が売れます!

現代のお客様は、『木目』が欲しくても高いので手が出せないだけです。
ちなみに現代は、洋風の家が多いので昔と比べて床がフローリングだったりで
『木目調』のモノが多いのでコーディネイトもOKです。
そうすれば、もっとピアノも普及するかもしれません。


ただコンサートなどでは、高級感のある『黒』は格式も高く素敵だと思います。
また、ドレスなどのファッションにも合いますしね。


こんな本もあるのです。
元調律師でヤマハ特約店の店長様が書いた本を紹介します。

P1030023(変換後)



とても共感できる本ですー



それからグランドピアノですが、こんなのもあります。
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ヤマハ傘下のベーゼンドルファー社(オーストリア)の
オーストリア出身のクリムト生誕150年記念のモデルです。
世界25台の限定だそうです。絵画ファンにはたまらないピアノですね。

ベーゼンドルファー
クリムト生誕150年記念モデル
【価格】13,125,000円

我が社もベーゼンドルファー社の取り扱いをしておりますので
ご購入をご希望の方がいらっしゃいましたらお早めにご連絡下さい。



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