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スコットランド民謡

卒業式のシーズンですが
卒業式の歌はスコットランド民謡が多いのはご存知ですか?
(最近、歌っているのかどうかは分かりませんが)

郷愁を誘う包み込むような暖かさで
日本人の感性に響き共感し
心の琴線に触れる美しい旋律ー

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『蛍の光』

卒業式で定番の曲。
スコットランド民謡を作詞したのは稲垣千頴、日本では1882年に発表された。

1.蛍の光 窓の雪
 書読む月日 重ねつつ
 いつしか年も すぎの戸を
 開けてぞ今朝は 別れゆく

2.とまるも行くも 限りとて
 互みに思う 千万の
 心のはしを ひとことに
 幸くとばかり 歌うなり

3.筑紫のきわみ 陸の奥
 海山遠く へだつとも
 その真心は へだてなく
 ひとえに尽くせ 国のため

4.千島の奥も 沖縄も
 八洲のうちの まもりなり
 いたらん国に いさおしく
 つとめよわがせ つつがなく

3,4番の歌詞は,
かなり政治的な内容。
これは卒業式には歌えないかと。閉店のBGMとしても定着。
しかしスコットランドでは
2番ではテンポを上げて両手を前で交差させて隣と手をつなぎ上下に振って歌うそう。
バグパイプでケルト音楽らしく軽快でいい感じ。

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また原曲のタイトルと歌詩は少し違っている。
スコットランドの詩人ロバート・バーンズにより作詩された。

『オールド・ラング・サイン(蛍の光)』

1,旧友は忘れていくものなのだろうか、
 古き昔も心から消え果てるものなのだろうか。
 友よ、古き昔のために、
 親愛のこの一杯を飲み干そうではないか。

これも酒で乾杯する内容で、卒業式には歌えない。
メロディが寂しいのでニュアンスは同じであろう。


『仰げば尊し』

1,仰げば尊し わが師の恩
 教えの庭にも はや 幾年
 思えばいと疾し この年月
 今こそ別れめ いざさらば

2.互にむつみし 日ごろの恩
 別るる後にも やよ忘るな
 身をたて 名をあげやよ はげめよ
 今こそ別れめ いざさらば

3.朝夕 馴(なれ)にし まなびの窓
  螢のともし火 積む白雪
 忘るる間ぞなき ゆく年月
  今こそ別れめ いざさらば

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これも卒業式で定番の曲。
1884年(明治17年)に発刊された「小学唱歌集第三編」において
初めて日本に広められた唱歌の一つ。

私の中の美しい旋律の上位に来る名曲。
最も郷愁を誘う曲で懐かしいー
尊敬する師との別れの歌詞だが
学校生活での心象が強く焼付き思い出される。


それから、卒業式の歌ではないのですが

『故郷の空』

1.夕空晴れて 秋風吹き
 月影落ちて 鈴虫鳴く
 思へば 遠し故郷の空
 ああ、我が父母 いかにおはす

2.澄行く水に 秋萩たれ
 玉なす露は ススキに満つ
 思へば似たり、故郷の野邊
 ああわが弟妹(はらから)たれと遊ぶ

1888年(明治21年)に発表された『明治唱歌』の中にある一作で
明治時代から戦後にかけて最もよく歌われた小学唱歌の一つである。
作詞は大和田建樹、曲はスコットランド民謡。
小学校の時、下校の時か夕方、屋外で遊んでいた時に夕方頃に流れていた気がする。

この曲も原曲はスコットランドの詩人ロバート・バーンズ。

ウィリアム・ウォレスを英雄と仰ぎ
アメリカ独立戦争の精神に共感していたロバートは
フリーメイソンに加入、
そこで得た人脈はのちの彼の詩人としての成功の足がかりとなった。
バーンズは37歳の若さで没したが、スコットランドの方言で
酒と女性、楽しい日々などについて
ときに下品なほどユーモアにあふれた詩でうたった。
スコットランドでは1月25日はバーンズ・ナイトと呼ばれ
バーンズ・サパーを開きバーンズを記念する日とされている。
スコットランドでは偉大らしく彼の詩集に興味が湧いてくる。

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これが「ライ麦畑でつかまえて」という小説の題名の由来である。
J.D.サリンジャーの小説の主人公は
どこかの子供がその歌を歌うのを聴き間違える。


原曲名『ライ麦畑で出逢ったら』

1.ジェニーはずぶ濡れ 粗末な格好
 乾いた服を来ていない
 ペティコートを引きずって
 ライ麦畑を通ってくる
 ライ麦畑を通ってくる 粗末な格好
 ペティコートを引きずって
 ライ麦畑を通ってくる

2.ライ麦畑で出会ったら
 きっとキッスを交わすでしょう
 泣くことなんてないでしょう?
 ライ麦畑を通ってくる 粗末な格好
 ペティコートを引きずって
 ライ麦畑を通ってくる

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スコットランド民謡は
ヨナ抜き音階「四七抜き音階」とも表記し主音(ド)から四つ目のファと
七つ目のシがない音階のことである。
1オクターブに5つの音が含まれる音階のこと。
ペンタトニックスケールとも呼ばれる。
多くのスコットランド民謡が日本で好んで歌われるのは
日本の伝統的な音階と同じ音階で作られていることも
大きな理由であろうと言われています。

ちなみに文部省の委嘱で唱歌選定を
一任された米国人教育学者ルーサー・W・メイソンという人は
日本の生徒に西洋音楽を教える困難さの中で
ファとシを歌えないことを挙げているそうです。


音楽にも風土、文化、伝統、思想など民族性が関係し
また島国で山岳地帯も多いう共通点と共に誇り高く防衛力が優れている国民性という点
故に日本とスコットランドは感性が近いのだろう。


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